おおしおへいはちろう大塩正高のち後素
大坂町奉行所与力。高井山城守の下で隠れキリシタンや汚職役人を検挙するなど活躍。天保元年退職して家塾洗心洞を開き白熱教室ぶりで話題となった。
大塩思想のキーワードは太虚説である。人は皆その内に「太虚」という無形の霊明を持っている。太虚は世界を容れ世界は太虚に容れられる。 物事の善悪是非を正しく区別したとき(致良知)太虚に目覚めることができる。つまり心のコスモを熱く燃やして奇跡を起こすのである。
天保八年に挙兵した。民を救うために町を焼いていいのかよという問題だが、『甲子夜話』によると前もって「今から火ぃつけるさかい逃げなはれー」 と警告しながら放火したので直接の焼死者はほぼなかったようだ。まあそんなことやってたから負けたのかもしれないが。
一月後に美吉屋の土蔵で自爆。 蜂起の真相は秘匿されたが、どうも江川家の者があちこちにリークして薄々知れ渡っていたみたい。また檄文のほうは御側御用取次の土岐朝旨が決断して、 将軍家に読ませて遺志が伝わったそうだ。
十四128-129,138-149,200-201,210-256,264-292十五24,189,225-227,238十六191十七55,220,246十九142
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A・「大塩平八郎建議書」(1990.文献出版)・大塩事件研究会編「大塩平八郎の総合研究」(2011.和泉書院)・松浦静山「甲子夜話三篇4」(1983.平凡社東洋文庫)
大塩波右衛門/足立カンベイ/王陽明/ 大塩格之助/江川太郎左衛門英竜/高井山城守/矢部定謙/ 鷹見泉石/平山助次郎/坂本鉉之助

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