わたなべかざん渡辺定静
渡辺登、三宅坂のご家老
田原藩士渡辺定通の子。漫画にあるような大苦労のすえ年寄役末席となり政治・絵・蘭学すべてに全力を尽くす。
常に懐中にノートを持ち歩き、 どんなものでもスケッチした。求めて多くの名士と交わり、肖像画を通じて人間研究をした。滝沢馬琴や葛飾北斎とも面識があり、「美女の蛸責め」を洋画センス入りで リメイクした作品がある。
彼の絵はスケッチ段階が一番良く、完成品は線が死んでいると定評がある。長生きしていたら文晁師匠のように殻を破れたかもしれないが、 悲しいかな長生きできなかった。
子供の頃遊び相手だった若君が早世すると、弟の三宅友信は金目当てで入れられた養子にはじき出され、江戸で一生部屋住みになった。 新藩主の康直は藩財政も顧みず猟官運動に熱中し、崋山はストレスで持病のシャク(時代劇の娘さんかよ)に苦しんだ。
ぜんぜん知らない人たちが計画していた 小笠原渡航に連座して処罰された。天保十二年十月十一日自刃。その直後になぜか三宅康直は奏者番に出世しており、崋山に腹を切らせたのが評価されたとすれば皮肉な話だ。
十三151,174-204,209-236,240十四150-153,167-173,194,204-207,249,258,262,270,275,278,280,293-295十五122,124-141,156-169,174-191,198-209,228-287 十六12,53,63十七48,124,221-222,246,256-257十八35,43,47,269十九31-34,88-90,140二十231,259
幕末一15四122五180,208七95八82十四192十五12十九120二十145二十三153
A・「日本の名著25」(1972.中央公論社)・「渡辺崋山・秘められた海防思想」(1994.ぺりかん社)・福田和彦「春画浮世絵の魅惑V」(2004.ベスト新書)
江川太郎左衛門英竜/高野長英/小関三英/鷹見星皐/ 高橋文平/かねこきんりょーせんせい/谷文晁/鷹見泉石/ 花井虎一/モリソン号と間違えられたモリソンさん

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