こばやしみんぶ小林良典
小林良典
フルで言えば小林民部権大輔良典。「よしのり」じゃなくて「よしすけ」と読む。
文化五年生まれ。代々鷹司家に仕える諸太夫の出で、 清水寺世話方の一人でもあり、月照とは天保時代からの友人。しかし攘夷運動にのめりこみだしたのは安政四年くらいから。一年かそこらの活動で殺されたのである。
よしりんは橋本左内が呆れたほどの「蔑如圧倒」な勢いで主人の鷹司関白を翻意させたりして暗躍したが、安政五年九月逮捕。江戸に送られ、 遠島処分になるも安政六年十月出発前に病死。
幕末十六179十九22-24,30-36,65-66二十九164
友松圓諦「月照」(1961.吉川弘文館人物叢書)・吉田常吉「安政の大獄」(1993.吉川弘文館)
月照/信海/三条実萬/鵜飼吉左衛門/ 近藤正慎/橋本左内/吉田松陰

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