たてべせいあん建部由正
一関藩の典医。清庵とは代々の号であって、ここでは2代目のこと。正徳二年生まれ、享保のころ江戸に遊学した時から南蛮流に興味を持ち、明和七年弟子を江戸に送り(この時点では解体新書の訳業を知らなかったようだ)、三年かかってやっと玄白に手紙が届いた。以後続けた文通は「和蘭医事問答」に収められている。また安永七年に伯元と玄沢を杉田家に送り学ばせた。「民間備荒録」を残し天明二年没。
六162-183七19,103-110八92十三127
片桐一男「杉田玄白」(1971.吉川弘文館)・「シリーズ藩物語・一関藩」(2006.現代書館)
杉田玄白/杉田伯元/建部亮作/大槻玄沢

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