とくがわいえはる徳川家治
オッペケペー
徳川幕府十代将軍。昔は田沼意次を老中にしたから馬鹿だと言われていたが、今は田沼意次を老中にしたから偉いと言われている。将棋の腕は一流で本まで書いた。 ほかにも書画・武芸いずれも堪能。
作中に描かれたような経緯で死が公表されたのは天明六年九月八日であったが、そのさい全国的に普請鳴物停止令 (イベントだけでなく漁労などもしばらく禁止、市場も閉鎖)が出された。当時の右大臣・一条輝良は九月十七日うまれで、このことによりバースデイパーティーができなくて大激怒。 のちの尊号一件では最強硬派として幕府と争うことになる。徳川家も妙なところで恨みを買っちまったものだ。
※若山富三郎主演の映画「賞金稼ぎ」では、鶴田浩二が時代劇史上空前絶後の英明な家治を演じている。
五177-181六143七87-90八41九26-27,104-116,127
A・藤田覚「光格天皇」(2018.ミネルヴァ日本評伝選)
徳川家重/田沼意次/田安宗武/松平定信/一橋治済

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