はやしだいがくのかみ | 林韑 |
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林家当主。林述斎の三男で鳥居耀蔵の弟。寛政十二年生まれ、嘉永六年家督を継いだとたんペリーと交渉することに。勝海舟の説だと、
「一番やかましい奴を真っ先に前線に立たせてへとへとにして後から文句を言わせないようにする」という岩瀬忠震の計算なんだそうな。 砲艦外交に脅かされて ホイホイ開国しちゃったように言われていたが、近頃の研究ではそう簡単な話でもないようだ。その後の幕府外交は、甥の岩瀬と堀織部正に引き継がれる。 学者としての業績は、幕府の外国関係記録全集「通航一覧」。また堀田たちの前年、京に条約勅許を求めに行ったがはねつけられた。安政六年没。 | |
幕末四7,10-14五108-112,163-174,191-192,203六78-79,84,112-119十四29 | |
A・三谷博「ペリー来航」(2003.吉川弘文館)・江藤淳・松浦玲編「海舟語録」(2004.講談社学芸文庫) | |
マシュー・カルブレイス・ペリー/林述斎/阿部正弘/ 井戸石見守 |