つげながとのかみ | 柘植正寔 |
---|---|
お奉行 | |
享保二十年生まれ。佐渡奉行を経て長崎奉行となり、輸出用陶器の製造奨励などよくはたらいている。 その後江戸に帰って田沼時代最後の勘定奉行を務める。定信時代には清水家家老に転出した。ここでも乱れた家政の刷新にがんばっているが、 栄転なのか左遷なのかよくわからん。 史実においてもサバけた性格だったようで、冬の日に寒いからフトコロ手で登城して叱られたという逸話がある。 没年不明とされるが、中野区・保善寺に墓があるらしいのでそっちを探せば分かると思う。 ※藤水名子「隠密奉行柘植長門守」(2016.二見時代小説文庫)で、 ついにこの人までがチャンバラの主役に成り上がった。文庫書下ろし時代小説ブームもここまできたかと思わされる。 | |
六53-104,115-121,129-136,144七7,123,125 | |
C・H・山本博文「武士の評判記」(2011.新人物往来社)・河原芳嗣「江戸の旗本たち」(1997.アグネ技術センター) | |
林子平/ヘイト/ツンベリー/司馬江漢 |