ながくぼ長久保守道または玄珠
たちまち集まるヒマな連中
高山彦九郎の友人。号は赤水。享保二年水戸の百姓に生まれ儒教などを学ぶ。やがて水戸藩に取り立てられて「大日本史」地理志の担当になり、 安永四年日本で始めて経緯度の入った大まかな日本全図を作成。伊能図を閲覧できる幕府要人を除けば、幕末の志士はみな赤水図を見て国事を論じていたのだ。
また幕末編1巻で語られる水戸廃仏論も赤水が言いだしっぺである。
藩主の侍読にもなり、藤田幽谷らの意見書を取り次ぐ立場だった。他国から来た学者に 代わって地元出身者による水戸学の先駆けであり、さらに修史を超えて藩政に関わっていく転換点の人物だった。享和元年没。
七31-33,48-51,196-199九223十118,211-212
A・長久保片雲訳注「儒仏弁」(1986.暁印書館)・「日本思想大系・水戸学」(1973.岩波書店)
高山彦九郎/藤田幽谷/伊能忠敬

目次へ戻る