きどおかおおやのすけ
薩摩の使者
ワイド版の注によれば、作画グループにいた知人二人を合成して作ったオリジナルキャラだという。インパクトのわりに驚くほど登場回数は少ない。
史実で徳川相手の交渉をつとめたのは、新納旅庵というひと。関ヶ原で生き残ったのは義弘たち60人のほかに、はぐれて捕虜になったのが数百人いてその一人であった。 島津に同情的だった福島正則とかにメッセージを託されて帰国し、それから殿様たちを説得したり抗戦派を粛清したり東奔西走して、新当主忠恒が上洛して詫びを入れるところまでこぎつけた。 だが精魂使い果たしてまもなく亡くなったとさ。
一224-233二23-30,163,287三20幕末三十二170
山本博文「島津義弘の賭け」(1997.読売新聞社)
島津家久/島津義弘/徳川家康/福島正則

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