おおくぼいますけ大久保今助?
河内山宗春の敵役。水戸藩の草履取りから身を起こし勘定方で活躍する。幕府の仕事で近江の隠し田を調査に行ったこともあり、 藩士というよりコンサルタント的立場だったらしい。
歌舞伎界でもうな丼ばかり喰っていたのではなく、中村座を江戸に呼び戻し経営まで仕切っていた、 興行資本家の草分けとして歴史に残る大物である。
水戸斉昭が藩主になってから排斥され天保五年に没。
※橋本忍脚本の映画「白扇みだれ黒髪」では、 今助を強請りに来たのはなんと民谷伊右衛門という名の御家人で、鶴屋南北がこいつを元にして「四谷怪談」を書いたことになっている。
十三47-51
渡辺保「江戸演劇史・下巻」(2009.講談社)山田風太郎「風山房風呂焚き唄」(2008.筑摩書房)
河内山宗春/中村歌右衛門

目次へ戻る