いいなおひで井伊直幸
彦根藩藩主。享保十六年生まれ、宝暦五年藩主になる。
田沼にすごい賄賂を贈って大老(天明四―天明七)になったという伝説がある。 いわく「石台の方九尺ばかりなる内へ、一の小口を設け、屋上は小判にて葺き、家内は窓・戸ぼそ・板壁などの類ひ、皆金銀幣を装ひして飾りとし、庭上は豆銀を以て立石・しき石となす。其のあなたには青茅数株を植ゑ、その下に銀鎖にてつなげる雛猪(うりぼう)を臥さしむ。これは生けるままのものなり。乃ち山家の秋景を模して造れるものなりとぞ」。 しかし大老になりたければ親藩・譜代門閥・大奥への根回しの方が金はかかるはずだけど。
藩主としては結構よくやってて、天明飢饉でも餓死者を出していない。寛政元年没。
九147,166,173,195十六176,261
B・徳富蘇峰「近世日本国民史・田沼時代」(1983.講談社学芸文庫)
井伊直政/井伊直亮/田沼意次

目次へ戻る