※アイヌ語を日本のカナで表記するのは無理があるみたいだが、ここでは慣例に従う。
生年不詳、渡島半島東部の首長だが戦を仕掛けた張本人ではない。 本土を失った安東氏が蝦夷地支配を強化したため対立が激化し、シャモ鍛冶屋のアイヌ殺しをきっかけに康正二年戦いが始まった。アイヌは裏で南部氏と連携していたという説もある。
翌年コシャマインは東部アイヌ連合を率いて参戦、12の和人館を10まで攻め落としたが武田信広の反撃で討たれた。
※鶴田知也の第三回芥川賞受賞作「コシヤマイン記」は、 名前だけ借りた創作である。
八144-152
A・榎森進「アイヌ民族の歴史」(2007.草風館)・「芥川賞全集1」(1982.文芸春秋)
蛎崎信広/蛎崎季繁/安東政季/南部光政

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