かみおひでよし
お父様
※「カンオ」「カンノオ」などと読む資料もあるが、ここではマンガでの読み方に従う。
「神尾」とは「賀茂」がなまったものらしく、 つまり先祖が神主かなんかだったのである。伴氏系・藤原氏系など日本中に色々なルーツの神尾さんがたくさんいるが、北条家臣としては「小田原役帳」に神尾越中守、 「関東古戦録」に神尾治部右衛門という名がある。
静ちゃんが二度目に妊娠して帰って来たとき、親族一同で話し合い、 「将軍様の御子を二度まで流すのは天罰が恐ろしい」と密かに生ませた、というのが会津藩の伝承である。その子が保科正之になったが、栄加は旗本にはならなかった。
二239-271
C・中村彰彦「慈悲の名君・保科正之」(2010.角川選書)・太田亮「家系姓氏大辞典・第一巻」(1963.角川書店)
神尾静/保科正之/土井利勝

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